ベートーヴェン:交響曲第4番 [CD] 幅広いレパートリーを持ち愛されたソプラノ、ポップのアンソロジー 欧7CD Alfred Brendel Schubert Piano Works = Klavierwerke = Oeuvres Pour 4261282 Philips /00920 1939年、スロヴァキア出身のポップはブラティスラヴァ・アカデミーに入学、当初はメゾだったが訓練により“夜の女王”でデビューを飾るまでに高音域を獲得した。これがクレンペラーの耳にとまり71年の録音に抜擢され、またカラヤンは「フィガロの結婚」のバルバリーナ役でウィーン国立オペラ公演に招いた。彼女のソロ・リサイタル録音は1967年のヘンデルとモーツァルト・アリア集。当初のスーブレット・コロラトゥーラの役柄は70年代を通じてリリック・ソプラノへと移り変わり、その後の10年ではより重たい声の役柄(「マイスタージンガー」のエヴァ、「タンホイザー」のエリーザベト、「ダフネ」のダフネ)までこなす。この結果「魔笛」の“パミーナ”を録音して10年後には“夜の女王”を録音するというキャリアを生み出した。またシューベルト、R.シュトラウスの歌曲、さらに愛らしいルックスとパーソナリティでオペレッタでも人気を集めた。89年12月、チェコスロヴァキアのソ連邦からの解放を祝うコンサートでは「ルサルカ」の“月の歌”を歌いヒロインとしての存在がアピールされた。93年11月、54歳の誕生日から間もなく不治の脳腫瘍で死去、スロヴァキアのヒロインの一人としてブラティスラヴァに埋葬された。 【廃盤】The Debussy ドビュッシー 18枚組 ボックス SONY 限定